貯金が無駄になる?私が考える貯金は目減りする資産である理由と対策

  • 2019年3月5日
  • 2019年3月18日
  • 投資

最初に、私は貯金大好き人間でした。増えていく通帳の残高を見てニヤニヤしているタイプの人間でした。通帳の残高=自分が今まで頑張ってきた証のような感覚を持っていたので、無駄を省き、せっせと貯金することが自分の幸せであり、これが人生だと信じていました。

しかし、それは数年前までの私です。今現在の私は貯金はしない方が良いと考えます。

それは貯金は「ほぼ確実に目減りする資産」だからと私は考えるからです。

貯金が確実に減っていく3つの理由と具体例

物の値段が高くなったと思うことはありませんか?

物が値下がりしたニュースはほとんど目にすることはありませんが、値上がりしたニュースはよく見ますよね。

牛乳、野菜、肉等の生鮮食品はもちろん、比較的価格が安定していた缶詰まで値上がりするニュースがあったのを記憶している方もおられるのではないでしょうか。

値段は変わってなくても、久しぶりにお菓子とかを買うと「あれ、こんなに少なかったっけ?」と思うこともしばしばで、こっそりと内容量を減らす「ステルス値上げ」と呼ばれるものまであります。

ではなぜこんなことをするのでしょうか?それは企業側から見ると、そこまでしてまで値上げせざるを得ない状況になっているのです。それは人件費の増大と原材料費の高騰が原因です。

理由その① 世界的な人件費の高騰

日本にいるとあまり実感がないかもしれませんが、世界的にみると、人件費は確実にあがっています。

数年前までは中国人等の海外の安い労働力を背景に、価格の上昇はある程度抑えられてきましたが、ここにきて、安い労働力とされていた途上国の人件費が順調に上がってきており、徐々に日本人の実質賃金に近づいてきました。

実質賃金 国別 日本 先進国 アメリカ ヨーロッパ

これは1997年時点の国ごとの実質賃金を100として相対比較したグラフです。要は1997年からどれだけ賃金が上がっているかが一目でわかるようにしているということです。

これから読み解くと日本は他の先進国と比べて唯一賃金が下がっている国であると言えます。冒頭では、人件費は増加していると主張しましたが、こと日本に関しては人件費は下がっています

ただ、世界的に見れば間違いなく人件費が上がっているのです。このことが今回とても重要です。なぜなら日本は食料品や日用品などのいわゆる生活必需品と呼ばれるものの多くを海外からの輸入に頼っているからです。

消費者物価指数 総合指数 物価高 インフレ

実際、消費者物価指数も過去と比べて確実に上昇しています。このように人件費が上がったことにより、物の値段があがるのです。

物の値段があがるということは相対的にお金の価値が下がったということになり、現金が目減りし、現金の価値は確実に減っていっているのです。

理由その② 世界的な原材料費の高騰

人件費が上がると原材料費もあがります。

それは、日本が多くの消費財を輸入に頼っているため、例えばアメリカ産大豆の価格はアメリカ人の人件費が上がれば高くなりますし、オーストラリア産牛肉の価格はオーストラリア人の人件費が上がれば高くなるからです。

もっと踏み込んで考えると、例えば牛の畜産業を例にとるとして、牛を育てるためにはエサが必要です。設備が必要です。また、育てるために使う機械も必要です。人件費があがるとエサを作っている人の賃金も上がるため、エサの値段があがります。もちろん機械を作っている人の値段もあがるため機械も高くなります。そしてさらに設備をメンテナンスする人の賃金も上がるため、設備維持費もあがります。

これらは全て牛の、いわば牛肉の価格に転嫁されるのです。結果、これまでは100g200円だった牛肉が、1.5倍の100g300円になってしまったなんて話はよくあります。

理由その③ 政府によるインフレ誘導

これについて、具体的に先ほどの牛肉の値段を基準に考えるとすると、5年前は100g200円だった牛肉が今100g300円だとしたら、5年前と比べ200円の価値は減ったということになります。

なぜなら5年前は200円で牛肉100g買えたものが、今では300円ないと買えないからです。仮に今、200円をもって牛肉を買いに行っても67gしか買えません。

つまり、牛肉基準で考えると、この場合、5年前の現金の価値は約67%になったということができます。これが物価上昇(インフレ)による現金の目減りです。

ここで、世の中のありとあらゆるものを考えてみてください。たいていのものは昔より値段が高くなってきていませんか?

もちろんテレビやパソコン等の家電製品などは製造の合理化等によって安くなっている例もありますが、全体的に見れば価格は高くなっていることと思います。実際、政府は物価上昇率を2%と設定しています。これは理論的には今の100万円は来年は98万円の価値に目減りするということを意味します。

つまり現金はほぼ確実に「元本割れ」を引き起こす商品という言い方もできるかと私は考えています。

でも、現金を預けておけば利子がつくじゃないかとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今の利息は比較的高めの楽天銀行の利率でも0.02%です。仮に100万円を貯金していても、利子が200円にしかなりません。

よって政府がインフレ目標を2%としている以上、現金の価値はかなり高い確率で目減りするということになります。

具体例①10万円を20年積み立てても163万にしかならない

では、実際に現金の実質価値はどれぐらい目減りするのか具体的に考えてみましょう。

ここでは、仮に年間10万円ずつ積み立てた場合を考えます。普通に考えれば、20年後には200万円になる計算です。

現金 目減り 運用 2%ずつ インフレ

しかし、物価が政府の予定通り、2%ずつ上昇するとなるとコツコツ10年積み立てて、20年後やっと200万円貯めても実際の価値が約163万円しかないことになります。この数字に驚かれた方も多いと思います。実際私も数年前に驚きました。しかしこれは仕方のないことです。世界的に見れば経済は成長し続け、物価が上昇し続けるため、これが現金の宿命なのだと考えています。

貯金から貯蓄へ/運用する3つの手段と株式投資をする理由

結論から言うと投資をしようと思います。ただ、投資といってもさまざまです。誰しもが聞いたことのあるような、株、不動産、債券が一般的かと考えています。

不動産投資

ワンルームマンションやアパートを買って経営するような、いわゆる大家です。ただ、不動産投資は資産を減らさないためにやる投資としては不適です。

富裕層が節税対策や、資産を増やすためにやるのであれば良いですが、中間層以下の方はよっぽど詳しい人ではない限り、できないのではと考えています。なぜなら、良い物件は一般人には回ってこないからです。

ですので、良い物件を見つけるために、自ら情報収集したり、不動産業界に精通する必要があります。これより、一般の方にはハードルが高い投資といえます。また、基本借金をして不動産を運用する形になるので、リスクが大きすぎます。

株式投資

投資の中では最も有名ですし、実践されている方も多いのではないでしょうか。株といえばギャンブルと言われたりしますし、そう思われている方も多いと思いますが、きっちり理解して適切に投資すれば儲かる確率はかなり高いと私は考えています。

ここでの利点はインフレに強いということが挙げられます。つまり今回は、インフレに対する防衛策を考えているので、株に投資するということがベストアンサーだと考えました。また今や、日本株だけではなく、海外の株も手軽に買える時代になりました。分散が効くようになるので、これも大きなメリットの一つです。

債券

国債、社債などが当たります。リスクは株よりも小さいですが、インフレに対しては弱いです。

それは債券はある確定した利率が保証された商品であるため、インフレ局面になり、金利が上昇すれば債券価格は下落するからです。利率3%が確定した債券と5%の利子が保証された貯金であればみなさん貯金を選びますよね。そうなると債券を誰も買わなくなり、必然的に価格が下がります。

よってインフレ対策にはなりえない商品だと結論づけました。

まとめ 現金は年間2%を目安に目減りする資産と判断

結論としては、私ができる防衛策としては株式投資をすることだと考えました。

ただ、ここで問題があります。具体的にどのようにして株式投資をしていくべきなのか。

それについては、今記事が少々長くなってしまったので、下記に紹介するリンク先の記事中に記載しているように考えています。

ご興味があればご覧になってください。


私は初心者ほど、株式投資の個別銘柄ではなく、投資信託の方が良いのではと考えています。

https://zank0309.net/kabuyoritoushin/

また、投資信託はシンプルに一本に絞り運用することがわかりやすいです。

https://zank0309.net/syoshinsya-toushin/

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