学資保険は不要?必要?最大のメリットは保険料控除を利用できること

  • 2019年4月1日
  • 2019年3月31日
  • 投資

私は下リンク先の過去の記事で、現金はどうしても物価上昇に伴い目減りしてしまうため、無駄になると書きました。

貯金が無駄になる?私が考える貯金は目減りする資産である理由と対策

それは貯金にのみに限らず、掛金に対して数年後の支払金額が決まっている保険商品についても同じことです。

学資保険もそれに挙げられ、例えば学資保険というのは毎年10万円掛金を払い、20年後に220万円受け取るというような商品です。この場合、返戻率は110%です。

返戻率=満期金/掛金×100 つまり返戻率が100を超えると掛金より多い金額を受け取れることになる。

これは一見得しているように思われがちですが、現金は物価上昇により目減りするので、実際は損をしており、金額だけで見るとほとんどメリットはありません。

それどころか、こういうタイプの学資保険はたいてい満期までに解約すると元本割れするため、上記の例でいくと20年間資金拘束されることによるデメリットの方が大きいぐらいです。

しかし、私は結論からいうと、この資金拘束によるデメリットが大きいと考えられる学資保険を契約しています。

それは下記のような2つのメリットからです。

学資保険のメリットその① 学資保険は生命保険代わりになる

保険は個別の事情が大きいのであくまでも我が家の話についてお話ししますが、我が家では私自身は生命保険は加入していますが、妻の生命保険は加入していません。

そこで検討したのが学資保険です。というのも学資保険では「仮に名義人が死亡した場合、これ以上掛金は支払わなくても良い」という生命保険のような性質もあるからです。

不謹慎な話ですが、私も仕事をしているため、仮に妻が亡くなったとしても私の仕事がなくなるわけではないので収入源は確保できます。よって必要ないといえば必要ないのですが、心配性の妻が自分の生命保険をかけたがっていたので、落としどころとして学資保険をチョイスしました。

よって、学資保険は生命保険未加入の妻名義としています。

このように生命保険の加入を検討されている方で子供がいる方は学資保険を検討するのも一つの手だと考えます。

学資保険のメリットその② 学資保険は生命保険料控除により節税できる

学資保険は生命保険のような性質もあると前述しましたが、学資保険は意外かもしれませんが生命保険料控除の対象にもなります。

私が契約している学資保険ではおよそ年間12万拠出して18年間、合計216万円積み立てるといったものです。

年間12万拠出するとなると、所得税控除が上限の40000円、住民税も上限の28000円控除できることになります。

ということは仮に妻の年収が400万と仮定すると、所得税率10%、住民税率は一律10%ですから、ざっくり毎年6800円得するということになります。

掛金12万円に対して6800円の得ですから、5.7%程度利益がでていることになります。

税引き後5.7%の利益というと税引前で7.1%の利益ということになり、株式投資の年間期待リターンはせいぜい税引前で6%程度ですので、年単位で考えた場合、学資保険のリターンは株式投資するよりもリターンが高いということになります。

ちなみに、我が家の場合はわかりやすく月1万、年間12万の積立に設定しましたが、この生命保険料控除を最大に活かすためには学資保険の掛け金を年間80000円にするのが最も効率が良いです。

それは新制度の生命保険料控除の上限が80000であるからです。

仮にこの場合、年収400万円とすれば掛金年額80000円に対して保険料控除分6800円の得ですから、8.5%の利益と同等になりますので、株式投資を遥かにしのぐパフォーマンスになります。

補足 学資保険の年間パフォーマンスの試算に関する注意点

細かい話になるので興味のある方だけ読み進めてください。

所得税率10%の場合12万円に対して保険料控除分6800円得し、利益率5.7%であると記載しましたが、この利益率になるのは1年目のみです。

というのも、2年目も1年目同様保険料控除により6800円得しますが、初年度の掛金12万円+2年目の掛金12万円に対しての利益になるので2.8%の利益率になります。

3年目はこれまでの掛金24万円+3年目の掛金12万に対して6800円の利益になるので1.9%の利益率と算出できます。

これは、2年目以降は以前に支払った掛金は銀行に預けているのと同じ状態のいわゆる「死に金」になるのでそれ自体は利益を生まないためです。

学資保険のメリットその③ 資金拘束されるが払込を中断し、払い済み保険とすることができる

これは私も調べるまで知らなかったのですが、学資保険に限らず、生命保険には支払を中断し「払い済み保険」とすることができます。

この払い済みというのは保険の解約とは異なり、これまでに積み立てたお金で保険料を払い済みとすることで、以後の保険料を払わないようにすることです。

もちろん掛金を途中から支払わない訳ですので、その分満期金の受取額が減りますが、主な保障も継続されますし、何より解約することによる元本割れを防ぐことができます。

よって、学資保険に限らず生命保険の場合は、長期間において資金拘束はされますが、支払いが難しくなったとき、あるいはもっと利率の良い商品に変更したい場合などは解約をせずに払い済み保険とする選択肢もあります。

ただし、一度払い済み保険とすると元に戻すことはできませんので、よく検討した上で決断する必要はあります。

まとめ:学資保険(生命保険)の最大の強みは保険料が控除されること

ここまで学資保険のメリットを列挙しましたが、最大の強みは保険料が控除されるということです。

私は記事内で試算しましたが、保険料控除を運用益と捉えればば、資金拘束されるとはいえそんなに悪くないパフォーマンスです。

それに学資保険は元本保証な上に返戻率が100%を超えてくるので、今後必ず必要になってくる子供の教育資金を貯蓄するためには良い選択肢であると考えています。

近年はマイナス金利の影響があり、返戻率は年々下がってきています。もし加入されるのであれば早い方が今現状ではお得です。

また、学資保険は子供の出産前からもすることができます。私の場合は子供が1歳になってから加入したので返戻率も落ちましたし、子供が生まれてからだとなかなか時間もとりづらく、学資保険を吟味するのが大変でした。

そういう意味も含めて今この記事を再度までお読みしてくださった賢明な方は早めに検討されることをお勧めします。

※注意
税金の制度は改定されることがありますし、学資保険の取り扱いや商品内容も変わることがあります。この記事内容はあくまでも私が学資保険について考察した内容を示しているだけですので、もしご契約をされる際にはきっちりご自身で調査されるか、専門家の意見を聞くようにしていただく方が良いです。

以下関連記事です。

65歳まで生きられるのはだいたい10人に1人だそうです。生命保険をかけているとはいえ使わないに越したことはありません。健康以外の事にも気を付けましょう。

長生きのために健康に気を使うよりも、車の運転・入浴・精神状態に気を付けろ

今回の記事では、学資保険は保険料控除を考えると悪くない制度でしたが、資産を積極的に増やしたい方には投資の方をおすすめします。投資初心者には投資信託がおすすめです。

投資が下手ならリスクの大きい株ではなく投資信託を買うべきだと考える理由

私のおすすめする投資信託です。複数積み立てると管理がややこしくなるので、私は1本の投資信託に絞った運用をおすすめしています。

資産運用初心者におすすめだと考える投資信託1本 リスク別に選定

また、投資に抵抗がある方でもなるべく安全な資産形成の仕方について考察した記事もあります。ご興味があればご覧になってください。

資産を安全に運用するおすすめの方法3選/ただ銀行に預けておくだけではもったいない

 

学資保険
最新情報をチェックしよう!