株価は予測できないと考える2つの理論/効率的市場仮説・ランダムウォーカー理論

  • 2019年3月21日
  • 2019年3月18日
  • 投資

まず、株価は予測できないと私は考えています。

それは仮にできたとしてもそれはごく一部の天才の話で、私のような一般人は予測できないと考えた方が良いという思うからです。

そして、長年金融について研究し続けてきた極めて優秀な人間でも株価は予測できないと考えるような説を2つ提唱しています。

今回はその2つをご紹介します。

理論その① 効率的市場仮説という理論

株価は常に効率的であるという考え方です。これは簡単に言うと、たとえ株価に影響を与えるニュースがあったとしても、そのニュースは即座に投資家たちに伝わり、即座に株価に反映されており、今現在の株価が適正な株価だとする考え方です。

現代のようなリアルタイムの情報をうぐに得られる情報化社会にはますます当てはまる仮説です。

こう言われてもピンとこないので、身近なツールとしてメルカリを例にとって説明してみます。
私はメルカリを日常的に使用しており、そこで常々私は、メルカリも効率的市場仮説が適用できると感じることがあります。

メルカリにおける効率的な市場

私は欲しいものがたびたびメルカリに出ないかなと思い見ているますが、「安い」と思われるものはたいてい即座に売り切れます。

例えばニンテンドースイッチみたいなメジャーな商品は仮に相場が30000円だったとして、出品者が28000円と相場よりちょっとでも安くするとすぐに売り切れ、相場はそのノイズを呑み込むようにすぐにまた30000円で販売されている相場に戻ります。

これがまさに効率的市場仮説です。

また、メルカリに限らず、どの通販ショップでも同じなのですが、例えばメディアで紹介され、人気沸騰になった商品は即座に売り切れ、すぐに販売価格上がります。

これも効率的な市場ならではの反応で、例えば「IKEA」のサメのぬいぐるみは定価約2000円なのですが、ヒルナンデスで紹介されたことで一時定価の4倍ぐらいまでにまで値段がつりあがったようです。

これは株価が企業が好調だというようなビッグニュースに伴い、株価が一気に上がる状態と同じです。

この場合はビッグニュースが即座に相場に反映された効率的な市場といえます。

メルカリにおける非効率な市場

現在の相場はすでにあらゆる状況を加味した上で決められており、仮に割安、割高になったとしても、即座に修正され、適正価格の相場を形成するという考え方です。

先ほどの例では超人気商品で秒単位の争奪戦になるニンテンドースイッチを例に挙げましたが、反対に「ボルハルトショアー現代有機化学」みたいなマイナーな商品は適正な価値を知るものが極めて少ないため、仮に相場より安く出品されても何週間か気付かれないまま放置されることもしばしばあります。

そしてこの「ボルハルトショアー現代有機化学」のような割安な商品が放置された状態が非効率な市場ということになります。

ある意味割安な株を探すというのは株式市場に一部存在するであろう非効率な市場を探すということに言い換えられると考えます。

効率的な株式市場で非効率な株を探し当てられるのか

では、効率的な市場の中で、非効率な市場を探し当てられるのでしょうか。

上記で挙げた非効率な「ボルハルトショアー現代有機化学」の例と「サメのぬいぐるみ」の例をもとに考えてみると、

  • 「ボルハルトショアー現代有機化学」のようなごく一部にしか知られていない商品の本当の価値がいくらかわかっている人
  • 2000円で販売されているIKEAのサメのぬいぐるみが爆発的に人気がでるということを確信している人

この2通りの事象を判断できる人は非効率な市場を探し当てられると思います。

これを株に言い換えると

・普通に生活していると名前も知ることのない企業の株価の適正値を知っている

→どの水準になると株価が割安かを判断できる。

・6000円で売られているトヨタ株がEVで爆発的に販売台数を伸ばすことを確信している

→株価が上がることを確信しているので今の価値が割安だとわかっている。

以上のような人でないと効率的な市場の中で、非効率的な市場を探し当てることができないのです。

モノの価値ならある程度わかりやすいかもしれませんが、企業の価値となると財務諸表や未来の業績、経済状況、投資家の思惑などなど、ありとあらゆる情報の中から判断しなければいけないわけですから、バフェットのような天才であれば可能かもしれませんが、少なくとも私のような凡人には非効率な市場を探し当てることはできないと考えます。

よって、私はこの効率的市場仮設を支持しています。

理論その② 株価はランダムウォークであるという理論

その名のとおり、株価はランダムに動いており、過去のチャートやデータから予測することは不可能だという説です。

これまでの株価がどれだけ連続で上がっていようが下がっていようが、翌日の株価は下がるか上がるか2択だとする考え方です。

これをサイコロの目に例えると、サイコロが5回つづいて1の目が出たとしても次に1が出る確率は結局6分の1であって、過去のデータが何であれ次のサイコロが出る目に対しては何の関係もありませんよね。

ランダムウォーク理論とは簡単に言うとこのようなもので、株価といえどランダムに決められるという考え方です。

そして実際に、ランダムにプロットしたチャートは、実際に株価チャートのように見えるという実証も行われている説です。

至って当然の話のように聞こえますが、株価ではトレンドが発生し、そのトレンドにより株価を予測することができると、考えられていることが多いため、このランダムウォーク理論が脚光を浴びているのです。

まとめ 効率的市場仮説・ランダムウォーク理論はあくまでも仮説であるが一考の価値はある

以上の2つの理論はいずれも株価についてさんざん研究し尽した天才たちの理論です。もちろんこの2つの理論は絶対的に正しいものではなく、あくまでも仮説であり、否定的な主張もあります。

しかし私は、株価を研究し尽した天才たちですら「株価は読めない」と主張している例があり、それが歴史の中である程度支持されてきたのですから、私は一般人にはとうてい株価は読めないと考える方がベターなのではないかと考えているのです。

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