初心者の時に高速道路で煽られた原因/通行帯違反には注意すべき理由

  • 2019年3月14日
  • 2019年3月18日

最近、あおり運転による暴行事件等が話題で、そのたびに何があったとしてもあおる行為をした方が悪い、いや、あおられる方にも責任があるといった議論が交わされています。

私は免許取りたての大学生の頃、過去にあおり運転にあったことがあります。そのことを今思い返してみると、自分の運転には煽られる要素があり、最近の事件を受けて、いろいろ考えさせられることがあるため、今回はそれについて書いてみたいと思います。

あおり運転を受けた状況

あおられたのは私が大学生のころ。もう免許をとって3年ぐらい経つころでした。

高速道路を乗るのは初めてではありませんでしたが、2,3回目ぐらいでした。運転していたのは古い軽自動車で、4人全員乗っていましたから、スピードも100kmも出ていませんでした。運転手は私で、当時無知でしたので、ずっと追い越し車線(一番右の車線)を走っていました。

その調子で右車線をずっとノロノロ走っていると、黒のワンボックスカーがバックミラーに猛烈なスピード接近し、車間距離を極端に詰められました。その時車線を譲れば良かったのですが、高速道路での交通ルールを理解していない私および同乗者はなぜあおられているのか分かりません。法定速度も守っているし、スピードも80km以上は出ている。あおられる理由がない。と完全に被害者意識です。

後ろの車が蛇行運転をしたり、パッシングをしたりしてくるが完全に無視していました。

「こちらは悪くない。勝手に左から抜かしていけ。」

私はそう思っていました。(恥ずべきことに当時の私は左追い越し禁止すらも知りませんでした。)

そのうち、ワンボックスカーがしびれを切らしたのか、左側から追い抜き、幅寄せするようにギリギリで私の車を抜き去りました。

「なんだあぶない車だな。」

「まあ後ろからいなくなったからよかった。」

と思ったのもつかの間、ときおりワンボックスカーが急ブレーキをかけて私の車の走行を妨害してきます。

そしてそのうち完全停車し、続いて私も停車させられ、運転席からワンボックスカーの運転手が出てきました。さすがに高速道路で外に出る勇気とケンカする勇気もなかったので、なんとかそのまま進路変更をして逃げました。

しかし、追い抜いたのも束の間、またワンボックスカーが追ってきました。再びあおり、幅寄せ、急ブレーキの繰り返しです。

車を停車させられたら、後続車の追突等で命の危険が生じることは分かっていたので、停車させられることだけは避けるように、なんとかして次のインターまでたどり着き、そのインターを降りるとそれ以上は追ってきませんでした。

なんとか無傷で切り抜けられたわけですが、大事故になってもおかしくない出来事でした。

あおり運転を受けた2つの原因

当時は全く気付いていませんでしたが、免許を取って10年以上が経った今思い返すと、あおり運転を受けたときの原因は2つあると考えています。

原因その① 知らなかった高速道路通行帯違反

ご存知の方も多いかもしれませんが、高速道路には通行帯違反というものがあります。これは高速道路の”追い越しし車線を追い越し行為が終わったにも関わらず通行し続けた”ことによる違反です。

2車線以上の高速道路には通常、走行車線と追い越し車線があり、進行方向から一番右の車線が追い越し車線、それ以外が走行車線となっています。つまり一番右側の車線を走り続けるのは違反となります。

私は当時あおり運転を受けた際にはこの恥かしながらこの規則を知りませんでした。知らないがゆえに走行車線を延々と80kmで走り続けていたのです。

「通行帯違反」の解釈について

 

ここで、話は変わりますが、では追い越し車線をどれぐらい走り続けたら違反になるのか、と思われる方もいらっしゃると思います。実際に私も疑問に感じ、調べて自分なりの解釈をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

通行帯違反 罰金 例 条文 警察 
出典: https://www.npa.go.jp/交通事故に直結する高速道路上の主な交通違反~リスクを知って安全運転~

一般的には、「追越車線を2km続けて走っていると通行帯違反で取締りを受けやすい」といわれていますが、これは確かな情報ではありません。仮に2km以上走行していたとしても車線変更側の左車線が詰まっていた場合、車線変更ができない訳ですので、その場合は3kmでも4kmでも走行できます。

逆に車線が空いていて、追い抜きが終わってもなかなか元の車線に戻らない場合は2km未満でも捕まる可能性は充分にあります。

これらは実際警察が走行時の距離を計測して取締りをしている訳ではなく、あくまでも「追い抜き後に速やかにもとの車線に戻っていない」と判断されれば捕まります。

ということは結局人の目で判断するわけですので、結局違反なのかどうかは当該警察の判断次第ということになります。

原因その② 「追いつかれた車両の義務」を怠った

これは高速道路だけではなく、一般道路でもそうなのですが、走行中にスピードが速く、追い越しをしようとしてくる車については、その進行を妨害してはいけないとされています。

この「追いつかれた車両の義務」については長文になるので割愛しますが、道路交通法第27条に記載されています。

よって、仮に自分の速度より速い車が後ろについた場合、その進行を妨害してはならず、速やかに車線を譲らなくてはなりません。

つまり、私はこの「追いつかれた車両の義務」も怠っていたことになります。

あおられるような運転をしていた2つの理由

では、なぜこのような走行をしていたのでしょうか?これには高速道路・運転初心者にありがちな理由がありました。

理由その① 左車線からの合流が怖いから

初心者によくありがちだと思いますが、高速道路の左車線をずっと走っていると、たびたび合流があり、合流があるたびにアクセルをオフにするか、ブレーキを踏むなどして速度調整する必要があります。

それが面倒なのと、合流した車は追い越し車線に車線変更したりとさまざまな動きをします。自分の前方の車があっちにいったり、こっちにいったりといろんな動きをするというのは、やや恐怖に感じることがあったからです。

理由その② トラックの追い越しが面倒

主にトラックはスピードリミッターがついているため、90km以上でなくなっています。そのため、トラックは一番左の車線を走行していることが多く、その一番左の車線を自分も走行していると、たびたびトラックに追いつきます。

トラックに追いつくと、自分がもう少しスピードを出したい場合、どうしても追い越しする必要があり、高速道路での走行中に何度もその行為をするのが億劫に感じたからからです。ずっと右車線を走っていれば、遅い車をその都度追い越すという行為をしなくても済むと考えたのです。

あおり運転の「被害者」だった自分の運転は果たして悪くないのだろうか

煽り運転という点では、ワンボックスカーを運転していた相手が悪いのですが、果たして私は悪くないのかについて考える必要もあります。
このとき私の車での走行は「通行帯違反」と「追いつかれた車の義務違反」の2つの違反をしていたわけですので、当然私にも一部非があります。ただし、これはもちろん違反運転をしていたからといって煽ってよいという理由にはなりません。

そのため私の意見としては、煽られる方にも理由があるとは言わないが、争いに巻き込まれないように交通ルール&マナーは理解し、順守すべきであると考えます。

あおり運転をされないように持つ2つの意識

意識その① 実社会と同じく相手への思いやりが大切

私のように無知が故に煽り運転に巻き込まれたり、ちょっとしたことで相手をイライラさせたりすることがあります。
車社会も実社会と一緒で、相手への思いやりが大切です。
ウィンカーを曲がる直前につける、交差点で優先順位を守らなかったなど、相手をイラっとさせるような行動は慎みましょう。

また、万が一、少々強引に割り込んだり、仮に相手をイラッとさせるような運転を誤ってしてしまった場合は、ジェスチャーやハザードランプ等で「申し訳ない気持ち」「感謝の気持ち」を示すべきです。

自分に置き換えて考えてみれば、多少無礼な事をされても、誠意で申し訳ないという意思表示をしてくれればたいていの怒りは収まるものです。これは車社会も実社会でも同じですよね。誰にでも過ちはありますので、もしやってしまった場合は素直に申し訳ないという意思表示をしましょう。

これって社会では当たり前のことなのですが、案義できない人が多いと感じることがあります。車というのは鉄に囲まれたプライベートな空間なので、つい気が大きくなりがちだからなのだと思います。

こう言っている私自身もイライラしてしまう、させてしまうことが免許を取って15年たった今でもあるので、偉そうなことは言えませんが、やはりひとつ冷静になって相手の事を気遣った運転をしたいものですね。

意識その② チンパンジーが運転しているとでも思え

上述したように謙虚に運転していればたいていの争いごとは生まれないのですが、どんなに気遣ってもトラブルに巻き込まれるときは巻き込まれることがあります。

それは、常識の通じない人間は必ず一定数存在するからです。

どれだけ自分に非がない運転をしていても、一定数理不尽な人間はいます。実際に道路に出ると大量の車が走っています。その中で1000人いれば1人は常識はずれの人間がいてもおかしくありません。それが車社会の怖いところです。

その時の対処法としては基本、相手にしないことです。

  • あおられたら即、道を譲る。
  • いちゃもんをつけられたら自分に非がなくてもとりあえず謝る
  • 謝る際には決して車から外に出ない

あおられたりするとイライラしてどうしても報復してやろうと思いがちですが、その際には下記のことを覚えておきましょう。争いは同じレベルの間でしか起こらないそうです。レベルが違い過ぎると争いすら起こりません。

つまり、理不尽な相手は人間ではなくチンパンジーか何かだと思っておきましょう。常識が通じない可哀そうな相手と思って対応すれば自然とイライラはなくなるはずです。

以上、私が住んでいるような地方都市では車はほぼ生活必需品で、一家に一台はほぼ必須です。中には一人一台が必須な地域もありますので、車社会から離れて生活していくことはできません。

車社会で出くわしてしまうトラブル、争いごとからは何も生まれません。できるだけ回避していけるよう努めていきたいですね。

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