下記銘柄についての制度信用クロスについて検討しました。
2020年6月制度信用調査銘柄一覧
2206江崎グリコ、2418ツカダグローバル、2689カワニシホールディングス、2702日本マクドナルド、2904一正蒲鉾、2914JT、3028アルペン、3085アークランドサービス、3097物語コーポ、3140イデアインターナショナル、3154メディアスHD、3191ジョイフル本田、3196ホットランド、3197すかいらーくHD、3250エーディーワークス、3277サンセイランディック、3457ハウスドゥ、3538ウィルプラス、3660アイスタイル、3688CARTA、3950ザ・パック、3975AOITYO、4221大倉工業、4828ビジネスエンジニアリング、4967小林製薬、4985アース製薬、5959岡部、6071 IBJ、6326クボタ,7267本田技研、7936アシックス、7962キングジム、8165千趣会、8179ロイヤルHD、8928穴吹興産、9267ゲンキードラッグ、9450ファイバーゲート、9722藤田観光
制度信用安全性評価結果
上記銘柄について4段階+1で評価しました。評価基準は「逆日歩がつくかどうか」よりも「損しないかどうか」です。よって、逆日歩3日の場合と1日の場合によって評価派変わります。2020年6月末権利日は逆日歩1日なので、評価は甘めになります。
◎安全
アイスタイル、江崎グリコ、イデアインターナショナル、ザ・パック、小林製薬、アース製薬、岡部、クボタ、本田技研、アシックス、ファイバーゲート、すかいらーく
〇おそらく大丈夫
ツカダグローバル、アークランドサービス、物語コーポ、ジョイフル本田、サンセイランディック、CARTA、大倉工業、ビジネスエンジニアリング、IBJ、ゲンキードラッグ、キングジム、藤田観光、
○△逆日歩つくけど優待価値でなんとか収支プラス
一正蒲鉾、アルペン、メディアスホールディングス、ホットランド、ウィルプラス、穴吹興産、千趣会
△やや危険
日本マクドナルド、ハウスドゥ、カワニシホールディングス、ロイヤルHD
×危険
エーディーワークス(いけそうだがリスクが高すぎ)
日本マクドナルドは過去の高額逆日歩が懸念材料
日本マクドナルドは多分いけると思うんですが、2017年6月の権利日に19800円もの逆日歩がついているので△としています。当時は注意喚起になっていたにもかかわらず特攻する人が多かったのでしょうか。それとも優待ブームで何も知らずに特攻したのでしょうか。真相は分かりません。
ちなみに2014年12月にも18000円もの逆日歩がついていますが、このときは最大逆日歩10倍適用になっています。
ただ、ここ2年は6月権利日、12月権利日ともにわずかな逆日歩しかついていないので、注意喚起等に注意していれば制度でもいけるような気もしますが、値がさ株なのでリスクも大きいです。○に近い△という位置づけです。
エーディーワークスは万が一のリスクが大きすぎる
エーディーワークスは常時信用倍率が高く、信用買いがかなり優性の状況なので逆日歩がつきにくい銘柄ではありますが、優待に必要な株数が10000株からと桁違いなので、万が一逆日歩くらったときのリスクが大きすぎますので×としています。個人的には逆日歩はつかないんじゃないかなとは思っていますが。
9450ファイバーゲート、3140イデアインターナショナル、3197すかいらーくは最大逆日歩くらってもかなりお得
9450ファイバーゲートは最高料率でも利回り0.5%案件
仮に株価が上昇して1400円になったとしたら、最大逆日歩は1200円(注意喚起なしの場合)、仮に最大逆日歩をくらっても優待が2000円のQUOカードなので、2000-1200=800円-手数料分の利益が出ます。
手数料が100円かかったとしても利回り0.5%は出ますので、優良案件といったところです。
ちなみに、ファイバーゲートはこれまで逆日歩がついたことはありませんが、データが少ないのでなんとも言えません。
3140イデアインターナショナルは超お得案件だが売り禁になる可能性大
こちらの優待はRIZAPグループ商品がもらえるポイントが付与されますが、そのポイント数がすごいです。
- 100株 9000円相当
- 200株 18000円相当
- 400株 24000円相当
- 600株 30000円相当
- 1000株 36000円相当
となっており、株価は1000円いかないぐらいです。なのでこちらも最大逆日歩くらってもかすり傷にもなりません。むしろこの銘柄は最大逆日歩をくらう前提でクロスすべき銘柄かと思います。
また、株主優待によくある~円相当というのは、たいていAMAZONとかで安く売っているので、何割か割り引いて考える必要があるのですが、
仮に5割引きで考えても余裕でペイできます。
資金にもよりますが、600株あたりがねらい目かと思います。売り禁対策で制度とはいえ、2、3日前ぐらいにクロスしても良いかもしれませんね。200株までなら10倍逆日歩上等で突っ込んで良い銘柄です。でもやっぱり売り禁になりそうな気がします。
3197すかいらーくは最高料率でも利回り0.6%案件
すかいらーくは1000株保有で33000円分の優待券がもらえます。すかいらーくの株価が仮に1800円になったとしても、最大逆日歩1520円×10=15200円なので、差し引き17800円の得になります。優待価値が額面の80%としても、11200円の利益になるので、11200/180000=0.62%の利回りが確保できるので悪くない案件です。
以上、上記3点はおいしい案件ですが、えてしてこういうのは最高料率になります。よって逆日歩が最大限つくものと考えて制度クロスした方が良いと思います。ただ、注意喚起、売り禁等には注意しておく必要があります。
JT(日本たばこ産業)は2020年度から12月の年一回優待に変更
これは注意点です。調べていてわかったのですが、6月、12月優待だったのが、12月の年一回優待に変更したそうです。クロスしても何ももらえませんので要注意です。
※注意喚起銘柄 6月11日更新
ADワークス、ファイバーゲート、イデアは6月3日付けで注意喚起が出ていました。よってイデアは注意喚起8倍でも何とか利益は出ますが、ファイバーゲートは厳しくなりました。
どちらにせよほかに回した方が資金効率はよさそうです。