SBI証券アクティブプランと楽天証券いちにち定額コースの違いと手数料無料枠フル活用方法

  • 2020年5月19日
  • 2020年5月19日
  • 投資

株式取引は確実な手数料をいかに節約するかがキーポイントとなります。そこで、口座開設数の多い楽天証券、SBI証券の2つについてフル活用法をまとめました。

この2証券会社は2019年12月末の同じようなタイミングで50万円以内の株式取引手数料無料化を実施しました。
SBI証券では「アクティブプラン」、楽天証券では「いちにち定額コース」という取引コースがそれです。では、この2コースについてどう活用するのかについて説明します。

SBI証券アクティブプランと楽天証券いちにち定額コースの比較(2020.5月)

楽天証券 SBI証券
手数料コース名 いちにち定額コース アクティブプラン
取引手数料無料化範囲額 50万円 50万円
50万円の範囲に含むもの 現物取引と信用取引合わせて50万円以内 ※いちにち信用は対象外 現物、一般信用、制度信用それぞれで50万以内
翌営業日取引コース変更反映時間 営業日15:30まで 営業日23:29まで
50万円を超えた場合の手数料(100万円以下) 943円(税込) 524円(税込)
100万円以降 2200円(税込)
以降100万円ごとに1100円追加
964円(税込)
100万円増加ごとに440円追加
その他 約定金額50万円以内の場合、日計り手数料片道無料

一言に50万以内手数料無料といっても、楽天証券とSBI証券では解釈が異なるのでその内容が大きく違うことに注意です。

では、これを利用する方法について説明します。

SBI証券アクティブプラン活用法

SBI証券のアクティブプラン、50万円以内手数料無料、現物50万、制度信用50万、一般信用50万の枠を使えると記載があります。

これを利用すると、仮に1株2000円の株を600株クロスしたいときに、現物ポジションを建てる場合

  • 現物買いで200株
  • 制度信用買いで200株→現引き
  • 一般信用買いで200株→現引き

とすれば合計120万円分、信用金利のみで現物を120万円分たてることができます。

仮に決済の時は逆です。

  • 現物売りで200株
  • 制度信用売りで200株→現渡
  • 一般信用売りで200株(在庫があれば)→現渡

とすればこちらも信用取引の金利のみで手数料無料でポジションを解消することができます、ただし、売り建ての場合は逆日歩がかかる場合があるので、権利落ち日等逆日歩が多くつく時期は要注意です。

このようにすればSBI証券アクティブプランで疑似的に1日150万まで手数料無料枠を拡大することができそうです。

楽天証券のいちにち定額コース活用法

楽天証券では、50万円手数料無料の範囲として、「現物取引と信用取引合わせて50万円以内 ※いちにち信用は対象外」としています。

よって、前述したSBI証券のように現物50万、制度信用50万、一般信用50万の、合計150万の枠を使えるのではなく、楽天証券では、現物、制度・一般信用、合わせて50万円という枠しか使えません。

これでは楽天証券はSBI証券より劣っているように感じますが、楽天証券では、但し書きにあるように、「いちにち信用」という大きな武器があります。

いちにち信用とは当日決済することを前提にした取引のことで、手数料0円となっています。つまり、いちにち信用建てすれば手数料は金利のみということになります。その際の金利・貸株料は約定代金100万円未満の場合は1.80%、100万円以上の場合0%となっています。

楽天証券のいちにち信用取引は定額プランの対象外

いちにち信用の取引額はいちにち定額コースの対象外なので、100万円分だろうが1000万円分だろうが手数料が無料です。よって、いちにち信用を利用すれば買いポジションは限度額なしにいくらでも金利のみで建てることができます。

ただし、いちにち信用はその日のうちに決済するか現引きするかしないと強制決済手数料がかかりますので要注意です。強制決済手数料はオペレーター経由の手数料となるので、信用取引の場合、30万以内3575円+税、それ以降3795円+税がかかりますので要注意です。

決済忘れ対策ですが、いちにち信用で建てたポジションが決済されていない場合、14時45分ごろに楽天証券から下記のようなメールが来ます。

題目「いちにち信用」の建玉を保有または新規建の注文があります

このメールは、14時45分時点で以下に該当するお客様へ送付しています。
・いちにち信用の建玉を保有している
・いちにち信用の新規建注文を注文中(執行中)である

いちにち信用の最終返済日は、本日です。本日15時までに返済してください。
なお、返済せずに15時以降に現引・現渡を行なう場合は、15:10頃から15:30までに返済注文を取消し後、改めて現引・現渡のご注文を行なってください。
※本日中に返済もしくは現引・現渡による決済をされなかった建玉については、翌営業日(信用期日)に当社の任意で反対売買をさせていただきます。

※楽天証券からのメール一部抜粋

よって、15時ごろに楽天証券に登録しているメールアドレスを確認して、このメールが来ていないか確認するのが最も手っ取り早いかもしれません。楽天証券の場合は、15時30分までは現引・現渡ができるので15時以降でも間に合います。

楽天証券いちにち定額コースは日計り取引の片道手数料無料

これは例えば現物買いしたポジションをその日のうちに決済した場合、合計50万円以内の約定代金であれば片道手数料が無料になるということです。

例えば、1000円の株100株と、3000円の株100株を現物買いした場合、50万円以内なので、この取引に関しては50万円以内になるので、いちにち定額コースでは普通に手数料無料になります。

そこで、この2つのポジションを建てたその日のうちに現物売りにて決済すると、その決済注文は無料化になります。これが日計り取引の片道手数料無料です。

これは現物に限らず、信用買い→信用返済でも同様に片道無料になりますが、信用売り→現物買いだと適用されません。あくまでも現物×現物、信用×信用の場合のみです。

投資において手数料節約は確実なリターンを生む

株式取引の手数料体系は非常に複雑で、各証券会社によって同じように見えても微妙に異なることもよくあるので、面倒ではありますが、理解しているのとしていないのとではリターンに確実な差を生みます。そして誰にでもできる手法です。数百円というわずかな差かもしれませんが、それが蓄積すると大きく膨れ上がっていくものです。手数料を節約し投資額を増やし、できるだけの複利を享受してリターンの最大化を目指したいですね。

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