投資初心者がまずすべきことは、つみたてNISA・IDECOの非課税枠を埋めること

  • 2019年4月3日
  • 2019年3月29日
  • 投資

株式投資に興味を持ち、これから投資を始めようかと思っても、まず何から手を出したらよいかわからないという方も多いかと思います。

実際私もそうですが、初めて投資をする方は往々にし、たいてい株式投資の個別銘柄に手を出しがちです。

しかし個別銘柄は初心者が選ぶには難しすぎますし、初心者向けとは言い難いです。むしろ私は中級者以上であっても投資信託を利用すべきと考えています。

関連記事です→→投資が下手ならリスクの大きい株ではなく投資信託を買うべきだと考える理由

そして現在、政府は庶民に投資による資産形成を根付かせようと個人投資家に有利なさまざまな政策を施しています。

それが投資の運用益が非課税になるNISA、IDECOなのです。

これから投資を始めるという方はこのNISA、IDECOの枠を埋めることからはじめるべきと私は考えます。

投資初心者がすべきこと① リスク資産の割合を決める

投資を始める前に、まずリスク資産の割合を決めましょう。実はこれが最も大事です。私もそうでしたが、案外きっちり管理できていない人が多いように思います。

私の考え方としては、余裕資金が100万円あるのであれば100万全部突っ込むのではなくて、投資金額が仮に半分になっても良いと思う金額のみを投資に充てるべきがと思います。

余裕資金とはいえ実際になくなると生活が苦しくなったり、精神的な余裕がなくなったりすることもよくあります。

事前に半分になっても精神的にも問題ないかあらかじめ考えておくことで、仮に株価が暴落しても冷静でいられます。

株価暴落時の相場は想像している以上に壮絶です。

関連記事です→→株価が暴落・急落したときに買えるか?リーマンショックの経験から検証

投資初心者がすべきこと② つみたてNISA枠(年間40万円)を埋める

まず投資を始める場合は個人投資家に与えられている非課税枠を埋めるのが最優先です。

投資の運用益は約20%課税されますが、NISA・IDECO等を使えば運用益に対して非課税になりますので、これを利用しない手はありません。

中でも私は最優先にすべkなのはつみたてNISAの非課税枠を埋めることだと考えます。

NISAにはつみたてNISAと現行NISA(通常NISA)がありますが、現行NISAは非課税投資枠が年間120万とつみたてNISAの年間40万円よりも枠が大きいですが、2023年までしか非課税枠で投資できないので、今始めるのであれば、2037年まで運用できるつみたてNISAが最もお勧めです。

ただ、NISAでは株式だろうが、ETFだろうが基本的に何でも非課税枠で投資できますが、つみたてNISAでは金融庁が厳選した投資信託のみでしか積み立てできないというデメリットがあります。

しかし、この金融庁が厳選した投資信託のみにしか投資できないというのは逆にメリットでもあります。

つみたてNISA対象の投資信託はかなり優良なものを取り揃えており、初心者でも安心して積み立てられる商品ばかりですので、俗にいうハズレの商品、手数料が高いだけの商品など、投資対象として良くない投資信託を必然的に避けることができます。

つみたて期間が長いことと、投資対象が厳選されていることからも私はまず年間40万円のつみたてNISA枠を埋めることを推奨します。

投資初心者がすべきこと③ 余裕資金があればIDECOを埋める

つみたてNISAで年間40万円拠出してもまだ余裕があるという方はIDECOの検討をおすすめします。

IDECOは60歳まで資金拘束されるのが最大のデメリットですが、掛金全額が所得から控除されるので節税できる上にNISAのように運用益が非課税です。

つまり、NISAと比べると資金拘束を受ける分、掛金全額が所得から控除されるメリットを有した非課税枠と捉えることもできます。

60歳まで資金拘束されるとはいえ、老後に資金を1円も貯蓄しておかない人はいないと思いますし、ある程度老後に備えて貯蓄しておく人が大半でしょう。

どうせ貯蓄するならば、掛金が全額所得控除されるIDECOを利用した方が効率良く貯蓄できます。

しかもIDECOは前述したつみたてNISAと違い投資信託だけではなく、定期預金を選ぶこともできますので、投資のリスクを取りたくない人でも枠を使うことができます。

ちなみにIDECOの枠は月額で12000円から68000円まで個人の属性により決められています。

私の場合は月額12000円でしたので、年額144000円をIDECOで拠出しています。

投資初心者がすべきこと④ ジュニアNISAの使用を検討する

実はNISAにはもう一種類あって、子供・孫がいる方のみ対象のジュニアNISAというのがあります。

制度がちょっとややこしいので金融庁のHPから引用します。

ジュニアNISA概要
ジュニアNISA概要 引用:金融庁

資金拘束を受けるのが最大のデメリットですが、長期的に非課税で運用できます。

ちなみに私はジュニアNISAは使用していません。というのも資金拘束がやはデメリットになるのと、我が家の年間の貯蓄額を考えると、つみたてNISAとIDECO枠を埋めるので精一杯だからです。

つみたてNISA枠とIDECO枠を埋めても更に余力のある方なら、ジュニアNISAの使用を検討されてみても良いと思います。

以上がやっておくべきことです。

今回は更に、やらなくてもよいことについてもまとめてみましたので、ご興味があればこのまま読み進めていただけるとありがたいです。

投資初心者がしなくてもよいこと① 株式相場を予測すること

投資は株式相場を予測することが重要と思われがちですが、その必要はないというのが私の考え方です。

なぜなら相場は予測できないからです。

相場を予測するということは、他の投資家が未来についてどう考えているかを予測する必要がありますし、特に現代の株式市場はインターネットにより情報が瞬時に共有化されることから、非常に効率的になっています。

つまり、株価は今現在の株価が適正で、割安・割高というものは存在しないという風に私は考えていますので、株式相場は予測する必要がないというか予測できないものであると考えています。

株価が予測できないので、つみたてNISA対象商品のような良い投資商品をコツコツと積み立てていくことが効率が良く、かつリスクの少ない資産形成方法だと考えています、

この「株価を予測することは不可能」という考え方について詳しくは私の記事でも紹介していますので、ご興味があればご覧になってください。


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投資初心者がしなくてもよいこと② ドルコスト平均法による積み立て

ドルコスト平均法とは、毎月定額で積み立てる投資法で、仮に毎月3万円積み立てる場合、株価が安い時は株数を大めに購入でき、株価が高い時は枚数が少なめになるため、より少ない投資金額でより多くの株式を購入できるためリスクを小さくできると考えられている手法です。

ドルコスト平均法はかなり有名なのですが、私はこれに関しては否定的です。

なぜなら毎月定額で積み立てようが、一括で積み立てようが相場がどうなるか予測できないのだからリスクは変わらないからです。

簡単に言うと、仮に120万円を投資するとして、これを一括で投資しようが、ドルコストで毎月10万円ずつ1年かけて投資しようが、1年後に株価が暴落すれば同じ事で、どこで株価が上げ下げするかわからないのだから、ドルコスト平均法によりリスクが低下するということはないと考えています。

むしろ上の例でいうと、120万円投資できるのにドルコスト平均法にこだわるがあまり、投資資金を遊ばせておく機会損失の方に着目すべきと私は考えます。

以上、少なくともドルコスト平均法は決してリスクを低減できる投資法でも何でもありません。

余談 ドルコスト平均法を無視したつみたてNISA最高率投資方法

あと余談ですが、つみたてNISAの場合、私は月々の貯蓄の一部をつみたてNISAに振り分けていますので、毎月定額購入で図らずともドルコスト平均法のような買いつけになってしまっていまっています。

しかし、仮につみたてNISAで運用する用の資金を予め確保できている方ならば、毎月定額で購入するより年初の1月に一度に投資してしまった方が合理的というようになります。

具体的に言うと、つみたてNISAはボーナス設定といい、指定月に自由に増額することできます。

これを利用して、毎月100円積み立てにしたのち、ボーナス設定で1月に398800円積み立てることにしておけば実質年初に一括投資することができます。(つみたてNISAは毎月最低100円は積み立てなくてはならないため、399880円がボーナス指定の最大つみたて額になる)

これがドルコスト平均法に倣わない、つみたてNISAの最大効率投資法です。

まとめ つみたてNISA枠とIDECO枠を埋めておくだけで人生においての貯蓄の心配はほぼなくなる

以上、まず投資初心者がする場合はNISAとIDECOの非課税枠を埋めることとしましたが、これはどの投資家にも言えることです。

そして非課税枠を埋めておけば貯蓄の心配はほぼなくなります。

というのも我が家の場合、つみたてNISA枠が私と妻の分で合計80万円、IEDCO枠で約14万円の年間で合計94万非課税枠で積み立てています。

仮にこれを30年間(つみたてNISAは最大20年間であるがその後も運用し続けると仮定する)、年利5%で運用したとすると、約6300万円になります。

うち、元金が2800万円です。

30年後に6300万円あるなら貯蓄の心配はほぼいりません。

仮に20年間の運用だとしても約3200万円で、元金1900万円ですからこれでも充分だと思います。

独身の方でもつみたてNISA枠、IDECO枠(月12000と仮定)を埋めるだけで、20年後では元金1100万円に対し、1800万、30年後には1600万円に対し、3700万円になる訳ですので、これで人生における貯蓄はほぼまかなえるでしょう。

またここで着目していただきたいのは、20年運用する場合と、30年運用する場合の最後の10年間の資産の伸びです。

我が家の場合、20年後に3200万円、30年後に6300万ですから、最後の10年で3100万も増えています。

独身の場合は、最後の10年間で、1900万円増えています。

これが複利の力で資産額が雪だるま式に大きくなる破壊力です。

つまり投資はできるだけ早く始め、非課税枠を埋めることで今後の人生の資産形成がかなり有利になるといえます。

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