中古車を買う前に絶対にやっておくことは型式を調べること

  • 2019年4月6日
  • 2019年4月3日

中古車を購入する際に、最も心配になるのは故障するかもしれないということではないでしょうか。

せっかく中古車を買っても故障による修理費がかかれば中古車を買ったメリットはなくなりますし、新車を買った方が良かったと後悔することになるかもしれません。

しかし、中古車には新車と違い、あらかじめ特定の車種の故障しやすいところ、不具合が起こりやすいところを調べることができます。

なぜなら中古車は新車とは異なり、すでに何年かの間、一般消費者により完成製品がテストされているからなのです。

あまりにも不具合の多い車や、不具合により高額の修理費がかかる車などはすでにインターネットで情報が出回っています。

そしてその情報は購入予定の車種の型式(型番)から調べればすぐに出てきます。

つまり、中古車を購入する前には、ハズレの車をひかないようにあらかじめ型式から「その車種特有の持病」などについて情報収集しておくことをおすすめします。

車の型式(型番)とは

まず車の型式について説明します。型式とは車に割り振られた識別番号のようなものです。

同じ車の名前でも中身や外見が製造年やグレードによって異なるため、車の種類は正確には型式で判別します。

例えば一言にプリウスといっても、いろいろな「プリウス」があります。

大きく分けて4種類のプリウスがあります。

  • 初代プリウス:1997年12月から2003年8月製造
  • 二代目プリウス:2003年9月から2009年4月製造
  • 三代目プリウス:2009年5月から2015年11月製造
  • 現行プリウス:2015年12月から2019年現在製造

そしてその中でも初代プリウスには前期型(1997年12月から2000年5月)と後期型(2000年6月~2003年8月)と別れており、同じ初代プリウスでも製造年月によって型式が異なります。

それぞれ前期型では「NHW10」後期型では「NHW11」という型式になっており、型式はアルファベットと数字の組み合わせによって決められています。

つまり、一口にプリウスといっても大きく分けて4種類あり、その中でも製造年月もしくはグレードにより型式は異なるのです。

よって、中古車で仮にプリウスを購入したいとして、そのプリウスについて詳しく調べるためには、型式から調べる必要があるということになります。

車の型式(型番)の調べ方

すでに購入して、所持している車であれば車検証の型式の欄に記載されていますが、これから中古車を購入しようと考えておられる方は、購入対象の車種の製造年月から型式を割り出す必要があります。

とはいえ、例えば「プリウス 型式」のように購入しようとしている車種名を検索すると、製造年月さえわかっていれば型式はすぐに調べることができます。

ただ、グレードにより型式が異なる場合もあるので注意されてください。

いずれにせよ、型式は製造年月およびグレードからインターネットですぐに調べることができます。

ですので、目当ての中古車がある場合はその型式を購入前にインターネットで調べておきましょう。

中古車を買う前に絶対やっておきたい車の型式(型番)を調査するということ

では、なぜ目当ての車の型式を調べておいた方がよいかについてご説明いたします。

結論からいうと、型式からその車特有の「持病」が分かるからです。

そしてその「持病」の程度が重いものなのか、特に気にならない程度のものなのかも知ることができます。

例えば私の車を例にすると、私の愛車は初代アリオン(2001年から2007年)のA18Gパッケージですので、この情報を基にインターネットで調べると、型式が「UA-ZZT240」ということがわかります。

このうち前のUAというのは型式とは関係のない排出ガス規制の区分を表すものなので、重要なのは後半部分の「ZZT240」となります。

このZZT240をもとに「ZZT240 不具合」「ZZT240 故障」「ZZT240 リコール」などZZT240に絡めていろいろインターネットで検索すると情報が出てきます。

その結果、私の保有しているアリオンはD4エンジンと呼ばれる直噴エンジンであるがゆえに汚れが溜まりやすくアイドリング不調になりやすいという「持病」を持っているということがわかりました。

実は私は、当時車について何も知らなかったため、型式からこういった情報が得られるということを知らずに購入しました。

ただ、ZZT240アリオンはアイドリング不調になりやすいだけで、特にそれが大きな故障につながることはなさそうだったので、ひと安心といったところです。

このように型式から目当ての車の「癖」「持病」を知ることができるので、これを使わない手はありません。

車の型式からどういった情報が得られるか

例えば下記のような情報も簡単に得られます。

  • フォルクスワーゲンの車は(これは型式に限りませんが)トランスミッションのDCTに不具合がでやすい
  • ホンダの初代フィット(型式GD1)(2001年から207年)ではジャダーと呼ばれる不快な振動が起こりやすい
  • 20系アルファード・ヴェルファイア(2008年~2015年)では、2AZ系エンジンと呼ばれる2400ccのエンジンにはエンジンオイルが異常消費されることがある

などなど、車の「持病」を知ることができます。

しかもこれらはの持病は私のアリオンのアイドリング不調とは違い、調子が悪くても放っておく訳にもいきませんし、修理するのには数十万円はかかるそうです。

数十万円も修理代でかかったら安く中古車を買った意味がないですよね。

では、型式で調べて出てくる中古車の持病の情報が重いものなのか、それとも軽微なものなのかはどうやったらわかるのでしょうか。

中古車の持病が重大かそうでないかは車の知識がなくてもわかる

前述したところでは、トランスミッションやジャダーなど車の専門用語がちょくちょく出てきましたが、実は私自身車のことは何一つ詳しく知りません。

詳しく知りませんが、これがどんなものなのか、重大な欠陥なのかどうかはこれもグーグル等で調べるとすぐに情報が得られます。

例えば「トランスミッション」という言葉はわからなくても「トランスミッション 修理代」と検索すれば仮に故障になった場合、いくらぐらいかかるかすぐにわかるわけです。

フィットのジャダーの件も、「GD1 ジャダー 修理」「GD1 ジャダー 再発」で検索すると、なかなか治りづらく厄介な持病だと判断できます。

また、20系アルファード・ヴェルファイアのエンジンの不具合はリコールは出ていないものの、保証期間が延長されているので、保証期間内に不具合があれば中古車だろうが無償交換対応であることもわかります。

このように事前に調べておけば、特定の車種でも結構な情報が得られることが分かります。

車の型式調査によりはずれ車種を見分けることができる

以上の例でいくと、事前に型式から車の情報を調査することで

  • フォルクスワーゲンのDCTを採用したものはトランスミッションの高額修理が怖いからやめておこう
  • 初代フィットのジャダーは厄介だから中古車購入をやめよう
  • 20系アルファード・ヴェルファイアは中古車でも保証期間延長で無償修理だから購入しても問題ないかもしれない

などというような有益な情報を得ることができます。

少々面倒ですが、中古車といえど高い買い物ですので、きっちり調べておきましょう。

型式で調べるということを知らずに中古車を買った私は持病持ちの車を買ってしまいました。

幸い、今のところ不具合は出ておらず、整備してもらっていてもアイドリングがやや不安定と言われることもありますが、特に問題ないレベルだそうです。

ですので、賢明な皆様は是非調べてみてください。

車は工業製品であり、人が作り出したものですので、どうしても当たりはずれがあります。

当たりは分からなくとも外れ車種については型式を調べて調査するといった暇なときに自宅でする作業だけで見分けることができると私は考えています。

以上、皆様の車選びの参考になれば幸いです。


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