中古車にも癖がある?使われ方によるメリット・デメリット

  • 2019年3月6日
  • 2019年3月15日

車はいわゆる工業製品ですので、一つ一つの個性があります。

よく言われる「当たりはずれがある」ということになりますが、新車でもそう言われるぐらいなのですから、中古車にはもっと個性があります。今回はその「個性」についてのメリット・デメリット等を詳しく説明いたします。

未使用車とは?/メリット・デメリット

未使用車とはたいていディーラーが一度登録したものを未使用のまま中古車市場に流したものです。

新古車、登録済み未使用者と呼ばれたりすることもあります。未使用車であり、新車同様なうえに、新車で買うよりもお買い得なので人気があります。当たりはずれは新車と同じで乗ってみないとわかりません。言い換えると一番癖のない中古車ということになります。

注意点としては、新車の値引きを考えるとあまり得ではない可能性があるということです。

新車購入した場合は、数十万円の値引きがあったり、車の下取りを高めにとってもらえたりすることもありますが、未使用車の場合、ほとんど値引きがありません。また、未使用車でも人気車種の場合、価格が新車とほとんど変わらない時もあります。いずれにせよご購入の際には、新車と相見積もりを取られることをお勧めします。

  • メリット:新車同様のものが比較的安く乗れる。
  • デメリット:安いといっても中古車の中では割高。人気車種になると新車とほとんど変わらない場合もある。

法人車(社用車)とは?/メリット・デメリット

これは会社で使われていた車です。

会社が所有していたものですので、走行距離は多くなりがちですが、定期点検や消耗品交換がきっちりされているので、年式、走行距離の割に状態が良い場合が多いです。

特に社用車でもクラウンやレクサスなどの高級車の場合は、重役や顧客の送迎用途に使われているため、内装・外装共にかなり綺麗に使われています。そのため、お買い得感が高いです。

  • メリット:整備がきちんとされている
  • デメリット:走行距離が多い。10万キロ越えも珍しくない。

ワンオーナ車とは?/メリット・デメリット

これまで一人のオーナーによって使用されてきた車のことです。

一般的にはワンオーナー車は整備がきっちりされていて、程度が良いと言われますが、結局はそのオーナー次第で、前のオーナーがきっちり整備をしてきたということにはなりません。大事なのはワンオーナーだろうがツーオーナーだろうが、これまでメンテナンスされた証拠となる「整備記録」がついているかどうかです。ただ、ワンオーナー車として売っている場合はたいてい整備記録がきっちりされていることも多いので、そういう意味ではメリットなのかもしません。

また、今の車は所有者の前のアクセルワーク等の運転の癖を学習するため、前オーナーの癖がそのまま反映されている場合が多々あります。ただ、これもワンオーナーだろうがツーオーナーだろうが同じことです。

  • メリット:特になし。ただ、ワンオーナー車として売っている場合はたいてい整備記録がしっかりつけられている。
  • デメリット:特になし。わずかだが、他と比べ割高になる。

レンタアップ車とは?/メリット・デメリット

レンタカーで使われていた車です。

たいていの場合、価格は通常のものよりも安く販売されています。レンタカーの使われ方は、ほぼ旅行の時に使用し、長距離運転が基本なので、エンジンの状態は良いことも多いです。

ただし、扱われ方がたいていの場合ラフに扱われています。アクセルワーク、ブレーキング、ハンドリングの操作はもちろん、旅行と言えば、車内で飲み食いしたりすることもあるでしょうし、荷物の出し入れで傷がつくこともよくあります。

実際、レンタアップの車は細かい傷がついているものが多く、しかも補修は結構適当だったりします。レンタカー業者からすれば、補修にいちいちお金をかけていては商売できませんので、適当にタッチアップペンでごまかしたり、中には凹んだまま使われているものも珍しくありません。

  • メリット:価格が安い。エンジンの自体の状態は良い車が多い。
  • デメリット:ラフに使われているので駆動系の劣化が心配。また外装・内装も細かい傷が多い。

雪国車(豪雪地帯の車)とは?/メリット・デメリット

北海道や青森、新潟等の豪雪地帯で使われていた車のことです。

寒冷地仕様で4WDのものが多く、アウトドアーが趣味の方は検討に入れられる方も多いと思います。ただし、雪国での走行はかなり車体にダメージを与えています。雪道はたいてい融雪剤が撒かれていますが、この融雪剤が車体を傷めます。

この融雪剤は塩化カルシウムと呼ばれ、いわば塩のようなものです。鉄を塩水に漬けておくと錆びますよね。それと同様に車も鉄でできていますので、特に車体の下回りにダメージを与えます。下回りは通常、錆止め剤が塗装されていますが、車の下回りはある日は水分がついたり、またある日はアスファルトの熱で乾燥したり、さらにある日は泥で汚れたりと、かなり過酷な環境です。

そのため、非常に車体が錆びやすい状況下で使用されていた車ということになります。そして厄介なことに一度錆が起こると、どんどん進行していき、最終的には手の施しようのない状態になるため、下回りの錆止め剤がきちんと塗装されているか、塗膜はまだ生きているかのチェックは必須です。

  • メリット:四駆、寒冷地仕様などの後付けできない機能がついている。
  • デメリット:融雪剤による下回りやボディーの劣化。

修復歴あり車とは?メリット・デメリット

車の基本骨格を修正もしくは交換した車のことです。

家で言うと大黒柱の部分を修理しているわけですので、買った当初は問題なくても、徐々に不具合が生じたりすることがあります。

一般的にはフロントの修復歴は車の命とも言えるエンジン等の駆動系が搭載されていることもあり、フロント部分に修復歴がある車は避けたほうが無難です。ただ、リアの修復歴は軽微なものであれば、問題にならないことも多く、かつ、お買い得感もあるので、購入することは決して悪い選択肢ではありません。

  • メリット:とにかく安い。数十万円単位で安くなっている。
  • デメリット:修復歴を見極める目が必要。

まとめ 中古車の歴史を知ることも中古車選びのポイントになる

以上が、中古車の前歴と、その「個性」です。

中古車は前オーナーが一度使用した車であるため、一台として同じものがありません。

本記事ではざっくりと種類分けしてご紹介しましたが、中古車を購入される際には、前オーナーがどんな人であったか、どんな使われ方であったかを聞くだけでも、有用な情報が得られる可能性があります

例えば、通勤に使われていたのであれば、毎日使われていてエンジンの状態も良いだろうと推測できますし、週末の買い物のみに使われていたのであれば、チョイ乗りが多く、あまり動かされていなかったであろうことがわかります。

このように年式や走行距離からは分からない、中古車の状態を知る重要なヒントになるかもしれませんね。

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